続・糖尿病について
5.糖尿病の治療法は?
早期の段階では、食事療法と運動療法が中心になります。進行したら薬物療法が必要になります。
食事療法
身体活動量等に合わせた食事をする必要があります。
食事療法によってすい臓の負担を減らしていきます。
1日に食べる量は医師から指示がある場合がありますが、次の計算が目安です。

●栄養バランス
・・・1つの食品
に偏らず、脂肪をなるべく控え、野菜をたくさんとる
●食事の取り方
・・・1)1日3食、できるだけ均等な量を規則正しくとる
2)よく噛んでゆっくり食べる
3)間食は決められた摂取エネルギー量の範囲ならとってもよい
※ただしあくまで食事の補助であるためとりすぎないように!
運動療法
●食後30分から1時間後に行うと、食後の血糖上昇が抑えられます
●「ウォーキング」や「水中運動」の有酸素運動と、筋力トレーニングを併せて行うと効果的
● 1日合計30分間を1週間に3〜4回以上行うとよい。
※運動を5分ずつ、1日のうちに何回かに分けて行ってもよい
●運動の強さはきつすぎず、楽すぎず少し額が汗ばむ程度がよい。
薬物療法
●血糖を下げるための血糖降下薬などの飲み薬
●インスリンがほとんど分泌されない人や不足の人のためのインスリン注射
6.糖尿病の予防法は?
まず、肥満を解消することが大切です。
| 腹囲:男性85cm以上、女性90cm以上 BMI :25以上 *BMI=体重(s)÷身長(m)÷身長(m) |
にならないようにする必要があります
糖尿病を防ぐ食事
●野菜を1日350g以上(5皿以上)とりましょう
●食事はできるだけ決まった時間に、よく噛んでゆっくり食べましょう
●甘いものや脂っぽいものは食べ過ぎないようにしましょう
●ひとり分ずつ取り分けて、量が多い時は残しましょう
●薄味にしま
しょう
※1日の塩分量は10g以下(小さじ2杯)に控えましょう
●ながら食いはやめましょう(テレビを観ながら)
●お茶碗は小ぶりのものを使いましょう(150gが目安です)
●調味料はかけずに小皿にとりましょう
●食品のエネルギー(カロリー)を知りましょう
糖尿病を防ぐ運動
日常生活における歩数の増加(男性:9,200歩以上、女性:8,300歩以上)を
目指しましょう
歩数を増やすためには・・・
○外出するとき、少しだ
け早めに歩く
○遠回りして歩く距離を増やす
○買い物は歩いて、買いだめをせずこまめに行く
○階段を使う
○通勤を自転車や徒歩にする
○泳げなくても水中を歩く
○テレビを見ながらストレッチをするなど
※薬を使っている方は、運動するとき必ずブドウ糖などの甘いものを携行し、「だるい」「空腹感」などの低血糖の兆候がみられたら、すぐに運動を中止し、ブドウ糖などをとりましょう。
※薬を使っている方は、血糖値が低下している食前に運動をするのは避けましょう。
7.糖尿病の合併症
合併症とはその病気がもとになって起こる、別の病気や症状のことを言います。
糖尿病特有の合併症は、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症の3大合併症と呼ばれています。血糖のコントロールをしないでいると、糖尿病発症時から10〜15年でこれらの合併症が出てきます。
糖尿病神経障害
合併症の中で最も早く出てくるのがこれです。中心となる足や手の末梢神経障害の症状の出方は様々で、手足のしびれ、けがややけどの痛みに気づかないなどです。そのほか、さまざまな自立神経障害の症状も現れます。
糖尿病網膜症
網膜の血管が悪くなり、視力が弱まります。中には失明する人もいます。
糖尿病腎症
おしっこをつくる腎臓の毛細血管が悪くなりおしっこが作れなくなります。そうなると、人工透析という治療をうけ、機械でおしっこをつくるために週に2〜3回病院に通わなければならなくなります。現在、人工透析になる原因の1位が糖尿病腎症によります。
糖尿病は正しい知識を身につけ、生活管理を行い、定期的な治療を受けることにより、悪化を防ぐことができる病気です。
健康診断で糖尿病の疑いがあるとの結果が出た人、ご自身で糖尿病の症状があるのではと不安に思った人は、まず医療機関に受診し、検査を受けましょう。
| 当センターでは、糖尿病の検査・治療、生活指導を行っています。 心配な方は、下記までお問い合わせ下さい。 岐阜健康管理センター 〒505-0046 岐阜県美濃加茂市西町1丁目292番地 0574−28−8425(診療) |

